森田療法 生活の発見会 沖縄集談会

不安、緊張、恐怖などを感じやすい神経質な方に効果のある「森田療法」の集談会の案内です。

事実を具体的に見てみると、あなたの不安、恐怖は異常なことじゃないと気づくかもしれません

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今月の生活の発見誌で参考になるお話がありました。
長谷川洋三さんの「自己像の変革」という文章です。
一部を引用します。

*  *  *

(前略)
多くの人が対人恐怖に悩んでいます。一口に「対人恐怖」といっても、いろいろなケースがあります。ある人は、自分より目上の人とか初めて会う人の前で心臓がドキドキし、顔が赤くなってしまってことばもでないという恐怖にとらわれています。またある人は、意中の恋人とか、自分の尊敬する人の前で上がってしまう恐怖にとらわれています。しかし、目上の人とか、初めての人とか、恋人とか、尊敬する人の前に立って、胸がドキドキするとか、顔がほてるとかいうことは、全く自然のことであり、正常なことであって、そういうことのない人がおったとすれば、その人こそ異常といわなければならないのです。

ところが、この正常で全く自然の現象を異常と思いこんで、そんな現象を排除しようとかかるのです。高い方へ水を流そうと努力するようなもので、失敗するのは当然です。そして当然の失敗をくりかえすうちに劣等感に陥り、自分は対人恐怖にとらわれた人間だと、自分でレッテルをはってしまいます。

ことばというものは、不都合なものであります。「自分は初めての人の会うと胸がドキドキしてものがいえないことがある」といえば、ある条件下のある状態のことでありますが、「自分は対人恐怖だ」といえば、自分イコール対人恐怖ということで、全人格的なレッテルとなります。しかし、事実はどちらかといえば、当然前者、ある条件下のある状態であります。そして、この事実は全く自然なことで少しも異常ではないのであります。だから、私はあまり簡単に「私は対人恐怖だ」とか「私は不眠恐怖だ」とか「私は雑念恐怖だ」とか、レッテルを貼るようなことばを自分でいわないほうがよいと思います。いうときには、もっと事実を具体的にいったほうがよいと思うのです。知らず知らず、ことばの魔術にひっかかってしまうからです。

(後略)

*  *  *

●●恐怖というレッテルを貼るのではなく、より具体的、条件的に見るのが良いのではないか、というお話でした。

*  *  *

沖縄での集談会は、毎月第3日曜日と毎月第1木曜日に行われています。途中参加、途中退出も自由です。予約などありませんので、直接来ていただいて結構です。ぜひお気軽にご参加ください!

ご質問がある方は、下記の問い合わせ先か、このブログのコメントにどうぞ。

●沖縄集談会(那覇市)→次回は2月17日です!
毎月第3日曜日 13:00〜17:00
なは市民協働プラザ 2F
参加費:500円
問い合わせ:安田
080-3776-6821
hiroyukiyasuda51@gmail.com

●沖縄夜間懇談会(浦添市)→次回は3月7日です!
毎月第1木曜日 19:00〜21:00
浦添市立中央公民館 3F
参加費:400円
問い合わせ:奥原
090-8290-9216
okuharayoichi@gmail.com

※集談会・懇談会の開催場所は、最寄の公共施設をお借りしています。開催会場への直接のお問合せはご遠慮ください。

●沖縄以外の方はこちら。日本全国で開かれています。

www.hakkenkai.jp